小さいときは、、、うーん、
何ていうのかな、融通が聞かないというか、思ったら絶対にするというか。

そうやなぁ、例えば、私の実家(おじいちゃんの家)に連れていったときに、お泊まりする予定だったけど、寂しくなって泣き止まず、「色んなものを買ってあげる」っておじいちゃんとおばあちゃんが言っても、「絶対に帰る！」って言って。
だから結局、私が迎えに行って連れて帰ったりとか。

3歳、4歳とかかなぁ。

うん。
これ、上の子(お兄ちゃん)と比べたらダメなんやろうけど、お兄ちゃんはそんなことは無くて、全然大丈夫だった。

うーん、マイペースというか。

マイペースというか、ぜんぜん時間に動じない子だった。
予定の時間ちょうどに行けば良いと思ってたというか。

少年野球をやってる時の、練習時間も「いま出ないと間に合わないから」って言っても、
「まだ2分大丈夫」とか言って、ギリギリまで家にいて。

それでちょうどに着くこともあるけど、遅刻することもあって。

高校にしてもそうでしょ？遅刻ばかり。

うーん、あっ、これは私はそうは思わなかったんだけれども、私の友達というか、同級生のお母さんが言ってたんやけど。

小学校の1年か2年の学芸会の時かなぁ。
真樹( 吉笑の本名：人羅真樹（ひとらまさき） )がお地蔵さんの役をやってん。

そのお地蔵さんがめちゃハマり役で、体育館が爆笑だったみたいで。
その後、色んな人から「面白いねぇ人羅くんって」って言われたのが、いま思ったらあったかなぁ。

そうそう。凄かったみたいよ。

親的には別にそんな、何も思ってなかった。普通の子だなって。

落語家になるって聞いたときは・・・
「えっ？大丈夫なん？」って。

心配の方が先にあったかなぁ。

いまは、まぁちゃんとやってるから大丈夫かなって。
食べていけるって言ったらアレやけど、落語家としてまぁやっていけるんじゃないかなって、安心感っていうか。うん。

えっとね、最初の方はもう全然、言葉が早いというか、関東弁というか、もう全然聞き取り難かった。

でも、だんだんなんか、まぁ聞き取れるようになってきて、面白いというか、たまに笑ったりするようにもなったかなぁ。

だんだん落語家らしくなってきたっていうのかなぁ。

最初の方は本当に見るのも辛かったというか、手の位置とか、座ってたら着物が乱れてきてもそのまんまだし、「えっ？」って思っちゃって。

何か、落語よりもそっちに目がいっちゃって。
でも今はもう、貫禄も出てきたというか、着物もそれなりに着こなしてるかなぁって思ってるから、その辺はもう気にしてなくて、すごい面白く聞かしてもらってるのもあるし。
でもたまに「んん？」って全然分からないのもあるかなぁ。

うーん、とりあえず皆から好かれるような、若い方からも年配の方からも喜んでもらえるような、
そんな風になって欲しいかなぁ。

聞きたいこと？
うーん、、、結婚はするのかな？

うん。

ほら、師匠とか、ちゃんと奥さんも子供さんもいらっしゃるから、真樹も独身じゃなくて結婚した方がいいのかなぁって。

別にないよ。どんな人でも(笑)。

うん、何にもないよ。

はいはい。

うん、大丈夫やで(笑)。

いまは貸しておくから、売れたら返してくれたらいいよ。